英語を聞いてもそのまま英語を理解できず、頭の中で日本語を考えてしまう。えっと~・・haveはもっているという意味だから~・・と考えてしまう。せっかく覚えた単語も、今はもう思い出せない。こういったことに悩んでいませんか?
その英単語学習で、本当に大丈夫でしょうか?英単語はそれ自体ではほとんど意味をなしません。文章や会話で使われてはじめて活きるものです。
英単語学習で、こんな間違いをしていませんか?
✔ 英単語は、一夜漬けで暗記する/暗記してきた
✔ 英単語は、日本語訳で覚える
✔ テスト期間が終わると、キレイサッパリ忘れている
✔ 英単語学習は、たのしくない(苦痛だ)
✔ 受験用に覚えた、単語ばかりで実際につかうことがない。これかも使う予定はなさそうだ。
ご安心ください。英語学習初心者でも、すぐにマネできる!
ロングマンのピクチャーディクショナリーで記憶テクニックを使って、日常英単語4000語を芋づる式に増やす方法を教えます。
- 英単語は、丸暗記で覚えてきた、社会人へ
- 大人になってから英語学習をやりなおしている方へ
- 10歳未満のこどもを持つ親御さん
- 最近、暗記しづらくなってきたと感じる中高生/大人
【記事の信頼性】
この記事を書いたわたしの、英語力は英語検定準1級。カナダ・バンクーバーに約2年程、留学しており、日常的な会話には支障をきたしません。
しかし、わたしは海外に行ったから英語を理解できるようになったわけではないです。海外に行く前の3年間は、人知れず血のにじむような努力をしました。
泥水を飲むような英単語学習も経験したので、どれだけ英単語を覚えるのが大変かよくわかります。
が!しかし、とちゅうで脳科学的にみる「忘れない記憶テクニック」で、現在の英単語学習に切り替えたところ、まさに芋づる式に鼻歌うたうくらい余裕で英単語をサクッと覚えることができました。(はやく取り入れたらよかった~と後悔するほど)
この記事を読むことで、「英単語学習、だる・・」から「英単語学習、ちょ~たのしい!」に変わりますよ。1日1単語で、試験対策もバッチリ!
今回は、脳科学を研究している、薬学博士・池谷裕二教授の本を参考図書にしました。池谷先生の本を引用しています。英語学習にも役立つのでぜひ読んでみることをオススメします。
ロングマンピクチャーディクショナリーが英単語学習に最適な理由
理由①エピソード記憶として記憶できる
脳科学的に、記憶するにはテクニックが存在します。脳が忘れにくい効率的学習法記憶法があるのです。
その1つに、エピソード記憶があります。ただ和訳と英単語だけをながめていても記憶はしづらいですよね。
英単語をイメージ(絵)とむすびつけることで、いままで自分が体験してきた記憶と結びつけることができます。
ピクチャーディクショナリーを通して、疑似体験する感覚ですね。これをすることで、格段に記憶が定着しやすくなります。
学校で学ぶ英語辞書の調べ方では、英単語→日本語訳→イメージという流れで記憶していきますね。しかし、これでは記憶の定着率が圧倒的に悪いです。実際にものをみても単語が直感的に出てきません。
なぜかというと、これは経験記憶ではなく文字の羅列を必死に覚えようとする意味記憶(知識記憶)のために記憶が定着しづらいのです。
知識記憶は少なくとも中学生を境目に、後退していきます。
この知識記憶で物事を覚えようとしても無理がでてくるわけですね。
これとは反対に、
こどもから大人になるにつれて、いちばん遅れて発達するのがエピソード記憶です。あなたも、生まれてから3~4歳頃までの記憶がほとんどないことに気付くでしょう。
生まれたばかりのころは、まだ経験記憶が発達していませんから、幼い頃いつ何をしたという記憶はあとに残らないのです。これは「幼児期健忘」という現象です。
実際に、10歳くらいまでは意味記憶がよく発達していて、その歳を過ぎるとエピソード記憶が優勢になってきます。
つまり・・!年齢によって学習方法を変える必要があるということです。意味記憶がしづらくなった大人で、単語帳などを使って、ひたすらやみくもに覚えようとしても無理があるってことですね。
英単語を覚えるときは、そのまま丸暗記するのではなく、例文や用法をいっしょに覚える方が役立つ知識となってくれるでしょう。できれば語源もいっしょに覚えたいところです。「語源」も広い意味で理論です。
わたしは、いつもこのやり方で覚えています。とっても記憶に残りますよ!
単語の成り立ちを知っていれば、はじめて出会った単語でもその意味を想像できることが多くあります。
英単語のルーツ(語根)を知って意味を理解すれば、文字をつづるのにも役立つ!
多くの英単語はラテン語やギリシャ語に由来します。これらの語根(root)を知って意味を理解しておけば、文字をつづるのに役立ちますよ。
たとえば、dinosaur(恐竜)↓
ギリシャ語ではdeinosは「恐ろしい」、saurusは「トカゲ」。これが結びついて英単語dinosaur(恐竜)の起源となりました。その他にも多くの英単語がギリシャ語に影響を受けています。
調べてみると、とってもおもしろい!! コチラの本がおススメですよ。
英単語は、漢字を覚えるのに似ています。漢字はただ、書きまくって覚えるより、漢字の成り立ちを一緒に覚えると早く、覚えられますよね。
たとえば、「買う」という漢字ですが、ただ「買」と書きまくって覚えるより、古代の人は、お金のかわりに石や貝をお金のかわりにして、モノとモノを交換していたと、ストーリー性をもたせてあげると、より記憶に残りやすいですよね。
英語は単語だけではなく、文法つまり「理論」も大切なのです。前後関係や文脈によって単語に意味が与えられます。
つまり、通常の英単語帳のように”暗記”ではなく、イラストをとおして自らのエピソード記憶と絡めて、”記憶に残す”ことが重要なのです。
そこで役に立つのが”ピクチャーディクショナリー”です。
これ、日本語なら、わかるのに・・! 単純そうな単語がでてこない時って、すごくもどかしいですよね。辞書で調べるのも、なんだかくやしい・・!
なぜ、こういうことが起きるのかというと、これは単語そのものの意味を思い出そうとする知識記憶だからです。たとえば、平安京は何年に作られた?とか聞かれても、すぐには思い出せないですよね。
まず、脳は忘れっぽい生き物です。今日、いっしょうけんめい覚えたことも、明日になれば7~8割、忘れています。1日、膨大な量の情報を処理しているので、それをすべて覚えていては、脳は大変なことになります。そのために、忘れやすくできているのです。
なので、きのうせっかく覚えた単語ぜんぜん覚えられていない・・(泣)と落ち込む必要はありませんよ。忘れることはふつうですから。
理由②10歳までのこどもなら知識記憶として暗記できる
なぜロングマンピクチャーディクショナリーがおススメなのか?脳科学的に説明してくれるオススメの本がコチラ↓
答えは明白です。
中学生くらいまでは、知識記憶がよく発達している年頃です。その学齢を過ぎると、経験記憶が優勢になってきます。
たとえば、小学校では、10歳になる前に掛け算表の「九九」を教えますが、知識記憶がよく発達しているこの時期を狙って暗記させようという教育方針なのです。
このころの子どもは、難しい理論めいたことではなくて、むしろ文字の羅列や絵や音に対して絶大な記憶力を発揮します。
小学生がアニメやゲームのキャラクターを丸暗記してしまう能力には、驚くべきものがあります。こうした能力は、第二次性徴期をむかえる中高生のころには衰え、しだいに「経験記憶」重視の脳に変化してゆきます。
たしかに・・! いまでもポケモンの名前を無駄に覚えてる・・。
こういうことからも、低年齢のこどもであれば絵を頼りに文字さえも、吸収してしまうでしょう。
まずは、辞書に対する抵抗を少なくしていき、知っている単語が増えてきたところで、ピクチャーディクショナリー以外にも挑戦していくと良いでしょう。
それでは、次の項目からは、具体的にロングマンのピクチャーディクショナリーをどのように活用していけば、英単語が芋づる式に覚えられるのか具体的なステップを説明していきたいと思います。
芋づる式に英単語が爆増する4ステップ
1|音節に区切ることで、複雑な単語も記憶しやすくする
家での取り組みとしては、まずは、自分で声に出しながら、聞いた音をさぐりながら英単語を書いてみます。そのスペルがあっているのかどうかを確認するためにピクチャーディクショナリーを使うようにしています。
英語には音節(Syllables)があります。どんな英単語も1つ以上の音節でできています。単語を音節ごとに理解すれば、複雑そうにみえる単語も単純化され、記憶しやすくなります。
たとえば、
sy/lla/b/le si/la/b/le
こんなふうに音をわけて読むとかんたんに読めてしまいますね。この音節は、英英辞書などをひいていただくと、その単語の音節が区切られてのっています。そのよこに、読みやすい読み方になおして、リライトしてくれているので
フォニックスが、よくわからない・・。読み方がよくわからない・・。という方こそ、辞書をひくべきなのです。
フォニックスってなんだ?という方には、以前わたしが書いた記事で、サイトワードやフォニックスについての記事がありますので、コチラからどうぞ。↓
2|英単語の絵をさがして、つづりを確認する
どこが間違っていたのかを確認する。例えば、dolfin fiはphiと書けることに気付く。
もちろん、単語のみ書かれた普通の辞書も使ったことはありますが、あっとう的にイメージすることが簡単にできてしまいます。たとえば、ただ、文字で「ラクダ」と目で見るよりも、写真がついていたら、たとえ、はじめて見る動物でもイメージしやすいですよね。
たとえば日本語では、ちゃんと「ラッコ」と名前を知っているのに、英語ではなんていうのか、名前が想像すらできないものなどに関しては、絵を先に見て、名前を知ることもできるので、「ふ~ん。こんな名前なの?日本語と全然ちがうね。おもしろい」と多くの発見があるようです。
つい、先日は、日本語では、ワニはワニなのに、アリゲーターとクロコダイルでわけてるのなんで??という質問も飛び出してきました。彼女なりに考えることがあったようです。
3|付け加えておぼえられる単語は一緒にチェックする。
この辞書の素晴らしいところは、挿絵に番号がふってあるので、こどもでも簡単に、みつけることができます。例えば、ゾウには、30番でelephantと記載されていますが、ゾウの鼻や、キバにいたるまで、ルビがふられているので、「tusk」や「trunk」など、付け加えて覚えていくことができますよ。
らくだの「コブ」←なんてまったく脳裏にも浮かんでこないハズです。「コブ」はコブだろ。てな感じで他に浮かびもしません。苦笑。
は・・コブ~・・?コブコブコブ。何回も言うとおもしろくなってきます。ははw コブって響き、なんかいい。ちなみに英語では「hump」なのですが、わたしは、「コブ」の方が好きですね。
ラクダのコブの中には、何が入っているのでしょうか?など質問をだすととても、面白がって聞いてますよ。こうやってエピソード記憶として、「あぁ、お母さんあんなこと言ってたな・・。なんだっけコブの中は?コブ・・。」という風に思い出しやすくなるのです。
4|リアルなイメージでエピソード記憶として残す
たとえば、ピクチャーディクショナリーで「リス(Squirrel)」という単語をおぼえたとしますね。こちらの動画では野生動物の生態について、興味深く説明してくれています。
躍動感あふれる動物に目が奪われますね。ヴァーチャルをリアルとむすびつけると現実世界が輝きだします。
図鑑を与えたら、実際に虫をとって、それを本とリアルで結びつけるとリアリティーが増して、どんどんものごとを覚えていきますよね。
たとえば、ここ最近暖かいので、公園でシジミチョウをつかまえました。羽の中側が紫色の美しいチョウチョなのですが、中を見るには羽を開かないといけません。そうすると手に鱗粉(りんぷん)がつくんですよね。
図鑑に、「鱗粉(りんぷん)」と載ってはいるけれども、実際に見たり感じたことはない。自分の手で触って、感じるというのは本人にとって、言葉に言い表せれないほどの感動体験のようです。
このようなヴァーチャルをリアルとむすびつける役目がこの動画です。
わたしの活用法ですが、ワークででてきた動物の名前を調べから、野生動物の生態などの動画を見せるようにしています。大人がみてもおもしろいです。
ピクチャーディクショナリーを選ぶならロングマン
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本の長さ:224ページ
対象学習者:第二言語としての英語の初心者向け
語彙、トピック、文法などを同時に取り上げることで、英語力の基礎を養成
わたしは、この1つ前の廃盤を持っているのですが、超イイです!オススメです。